ホームページをリニューアルいたしました。

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旧ホームページにありました、未来日記をこちらに転記いたします。

~1st story~   2023.7 from 2017.6

  2023年7月のある朝、空は青く快晴で、空気が気持ちいい。

 北陸新幹線が敦賀開業を果たしてから1年が過ぎ、敦賀-小浜-京都-大阪間の全面開通まで、あと9年となった。

 敦賀のみならず、すでに福井県若狭地方全体の観光客の数は大幅に上昇している。今では国内の旅行先としてもよく耳にするようになり、外国人観光客の誘致地域としても有名だ。

 室町時代から本能寺の変の時代まで続いた若狭武田氏など、若狭地方の歴史が再構築され、たくさんの文化遺産が観光名所となった。

 海・山の食材もブランディング化し、カニ・フグ・サバ等の魚介や、肉・米・野菜などの肉類・農作物の多くが県外に知れ渡っている。地の利をいかした流通で、一次産業と関西の飲食店をつなぐルートは強く、21世紀版の「鯖街道」とも言える。

 宿泊施設と、海水浴場を中心としたアミューズメント施設は、様々なターゲットにうまく対応し、ホテル型から旅館型、コンドミニアム型と多様なニーズに応えられている。

 音楽フェスなどの体験型コンテンツも、街の若者を中心としてスタートし始めたようだ。

 

 街に働く人は、この地方の「地の利を活かした観光産業と一次産業」を中心に、インフラや娯楽など様々な場所でいきいきと働いている。街全体で、次世代を育成していく想いは強く、各企業も「動機付けと要望」をうまく行いながら、人材を育てる環境づくりができている。

 高齢者は増え介護の増加や、育児環境の整備も未だ完璧とはいえないが、様々な人生のキャリアにお互いがサポートしあう意識が強まっており、街に生きる人たちの笑顔は絶えない。

 何より、地元に残る若者も、都会や海外に出て活躍する若者も、目的意識を持つことの重要性をしっかりと認識しており、そのエネルギーが地方全体を活気づけている。